imageこの辞書は昭和11年に発行されたもので、いつも訪問させて頂いている利用者さまのお宅にあったものです。

その方が女学生だった時代に買ってもらったものだそうで、今回は許可を頂いて紹介させて頂きました。

私がリハビリにとお渡ししていた漢字の読みとり問題を、久しぶりにこの辞書を棚から出して、夜中に一生懸命調べられていたそうなのです。

どっしりとした分厚いその辞書は、ところどころ色が変わったりやぶれていて、でも大切にずっと使われていたんだなというのが伝わってくるものでした。

「これを買ってもらった時それはもう嬉しくってね、いつもこれを使ってた。他の辞書よりもこれが一番見やすいの。」

78年の時代を超えてきたこの辞書を、いまもこうやって使われていることや、いま私が触れられていることが、とても貴重なことだと感じました。

またその利用者さんの長い歴史に少し触れられたような気がして、嬉しかったのでした。