今年も残すところあと数日となり、
お正月に向けてご利用者様からお餅を食べても良いかと尋ねられることが多くなってきました。

私のご利用者様には嚥下障害をお持ちの方も多く、
心を鬼にして「お餅は危ないのでやめておいて下さい」と言うことが多々あります。
嚥下障害をお持ちの方だけでなく、ご高齢になるとお餅は危ないと言われますが、なぜ危ないのでしょうか。

ご高齢者がお餅をのどに詰まらせてしまう要因としては下記が挙げられます。
 ・唾液が出にくい
 ・良く噛めない
 ・飲み込む能力の低下
 ・咳き込む能力の低下

お餅はひっつきやすく、特に30~40度と温度が低くなった時が一番ひっつきやすいと言う特徴があるそうです。
30~40度というとちょうど体温と同じくらいなので、噛んで飲み込む頃にその温度となり、
一番ひっつきやすい状態となります。
良く噛んで唾液と混ぜ合わせる事によりお餅は喉にひっつきにくくなりますが、
ご高齢者は唾液が少なく、噛む力が弱い方も多い為ひっつきやすくなります。
また、飲み込む力の低下や、
詰まった時にゴホッと咳き込む力が弱くなることにより窒息の危険性が高まります。

では、喉に詰まる危険性を少しでも低くするためには
 ・ゆっくり噛んで、唾液とよく混ぜ合わせる
 ・必ず水分を飲んで、のどを湿らせてから食べる
 ・お餅を小さく切る
 ・しっかり飲み込み、かきこまずに一口ずつゆっくり食べる
 ・食べている間はしゃべらない

以上のことに注意が必要です。

お正月は寒さも厳しくなるので、また年始から元気に皆様にお会いできるよう私も体調に気を付けて過ごしたいと思います。
みなさまも良いお年をお迎えください。
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言語聴覚士 北川