先日、英会話のレッスンを受ける機会がありました。
友人の紹介で、一度きりのお試しレッスンとはいえ、習い事をするのは数年ぶり、結婚後は初めてでした。
高校生の時、交換留学に行くなど英語を頑張った時期があるにも関わらず、悲しいかな、全然話せるようにならず、それ以来英語とは無縁の生活をしてきた私です。

レッスンでは約1時間、イギリス人の先生とテーマに沿って会話をしたのですが・・・
先生の話す大体の意味は分かり、自分の言いたいこともあるのに、案の定全く言葉が出てきません。
出てくるのは「あのーえっと、あれ…」ばかり。
ため息とともに頭を抱えていると、先生が優しく、“~ということ?”と助け船を出してくれるので、私は「そうそう!YES!」と答えます。
なんとか片言の単語を繋いで話すと、じっくり聞いてくれ、“いい説明!”“100%理解できたよ”と褒めてくれます。
自分では話せているという実感は無いものの、細かい部分を褒めてもらったり、なんとか先生に通じたりしたときの嬉しさと言ったら!

ふと、失語症の方との言語リハビリ場面と重なりました。
私が言語聴覚士を目指したきっかけの一つが、留学中にぶつかった言葉の壁であったことも思い出しました。
私は日本に帰れば普通に話せるけど、失語症になった人はそうは行かない、なんて辛いことだろう、と。
また、子育てをするようになってからは、子どもに「教えて~」と言われる立場になり、それが当たり前のようになっていました。

今回の英会話のレッスンは、英語の勉強以上に、違った角度から自分を見直し、原点に戻る新鮮な機会となりました。
リハビリ場面でも、子どもとの時間でも、コミュニケーションが楽しいと思える場にしたいと改めて思いました。
大人になってからの習い事は、思考や感性を柔軟に保つためにいいものですね。

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